Double Persondlity
電話を切った後
目の前の物がはっきりしない。



どんどん見辛くなる一方。



「……っ痛」



突然、頭が割れそうになった。



(「何だ…この痛さは……どうにか…なりそうだ。いつもそうだ。この痛さで記憶を失う……ここで耐えなきゃまた知らないどこかで目が覚めてしまう」)



必死に激痛に耐える名田だが徐々に痛さも増してくる。



(「どうしてこうなるんだ……」)
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