Double Persondlity
翌日の夕方近く
丁度、風見と一緒に校舎を出た時



名田の携帯電話が鳴った。



「はい?名田です」



「オレだけど」



相手は小林だ。



「昨日はありがとう。気分がいつもと違って感じる…小林のおかげだよ」



「近い内に顔出せないか?」



「え?」



「オレの研究室の方に…」



「また何かするのか?どこも悪くないんだろ?」



「心配する事はない。念のためにあと一、二回だ。いつがいい?お前に任せる」



「そーだなぁ…あっそうだウチの学校三日から丁度、期末試験だから五日の水曜日はどうだ?」



「水曜?ああ分かった。それじゃ待ってるから、ちゃんと来いよ」



「ああ。じゃあ」



電話を切り、車へと向かった。



「名田チャン、今のは誰?」



「あっ高校の時の友人ですけど」
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