Double Persondlity
催眠診療をして
一週間が経った日。



名田は研究室へ足を運んだ。



「まぁ座れよ。コーヒーでも出すから」



「それより聞いて欲しいんだ」



「どうした?」



少し沈黙になり
一端躊躇ったが……。



「また記憶が無くなったんだよ」



「いつ?」



「月曜日、学校に居る時に」



「学校で?何かあったのか?その記憶が無い間に…」



「いや…分からない。多分大丈夫だと思う。気付いた時は自分の席で眠っていたんだ」
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