Double Persondlity
10.曖昧な記憶
夜月は相変わらず
酒を飲んで店で知り合った
女と一緒に歩いている。



季節は冬・1月前半。



「ねぇ、夜月くん。ホントに彼女いないの?」



「ああ…いねーよ。だからお前といるんだろ」



「あたしでいいのかなぁ」



「十分魅力的だ」



いきなり陰の道に入ったとこで
夜月は女を抱き締めた。



そして、強引に口付けた。
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