Double Persondlity
翌日



有寿の仕事が終わるのを
店の外で待ち伏せして
一人で出て来るのを待っていた。



出て来たところでは
声を掛けず



相手が通り過ぎた時に
後ろから声を掛ける。



「よぉ…」



片手に持っていた煙草を捨て
地面で火を消しながら
夜月は言った。
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