Double Persondlity
ニヤっと笑う夜月に
怒った顔で有寿が言う。



「何者なの?」



「分かんねー女だな。けどあれ程遊んでりゃ昔付き合った男の事も忘れるだろうな」



「昔?付き合ってた?」



「手足あっても数えられないだろ」



「貴方と付き合ってたの?」



「ああそうだよ。名田裕也って言えば分かるだろ?あれだけ利用しておいて一年以上は付き合ってたんだからよ」



「ナダ…ユウヤ……?あ、もしかして私がまだ大学生の頃でその時」



思い出してきた有寿を夜月は
ベッドに押し倒し
両手を動けない様に抑えた。
< 178 / 389 >

この作品をシェア

pagetop