Double Persondlity
「お前を見付けるまで、どれだけ時間がかかったか……まぁ色々あって楽しかったがな…はははは」



もう何を言っても
無駄だと分かった有寿は
これ以上抵抗はしなかった。



「そんなに恐がる事はないだろ。今日はもう帰っていいぜ」



目を開けた有寿の顔を
夜月は凄い目付きで睨みつけた。



「俺はいつでもお前の事を見ている。変なマネしたらどうなるか。分かってるな…タダで逃げるなんて許さない。お前のこれからも」



不吉な言葉を残し



夜月は有寿の所から



去って行ってしまった。



その後、有寿がどうなったのかは分からない。



夜月の意味深な言葉は



きっと何かあるに違いない。
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