Double Persondlity
今日はいつもと様子が違う。



そして、キスをした。



いつもしないような
強引に見えて強引じゃない。



朱里が平然と
立っていられなくなるくらいの
キスを夜月は暫く続けた。



ふと我に返った夜月は
一端、朱里から離れて
視線を遠くに向けて聞く。



「どっか行くか?」



言葉にしないで
朱里は「うん」と答える。



そして二人は
自然とホテル街へ歩き出した。
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