Double Persondlity
奈々が夜月の言葉に
油断した瞬間。



暗い細道に引っ張り込み
壁に強く押し付け



さっきまで見せなかった
目付きでこう言った。



「俺が恐いか?」



「!」



街灯で少し照らされている
夜月の恐い顔を見て



奈々は恐怖で酔いが冷めて
身体が震えていた。



そんな事、気付くはずもない
夜月はまだ言葉を続ける。
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