Double Persondlity
「ちゃんと居るさ。今は眠ってるけどな」



「眠ってる?」



「ああ。裕也の方は普段から優しくて、お前には特に優しいみたいだが俺は違う。人に優しくするなんて最も嫌いな事だ!所詮優しくしたっていつかは裏切るんだよ。女って生き物は…だから痛めつけてやって…」



「何言ってるの?全然意味分かんないよ」



「邪魔なんだよ。コイツは俺の本当の気持ち知らずに平然としやがって…だから名田の身体奪って俺の思い通りにしてやるんだ。コイツがどうなろうと俺は知らねー」



「身体を奪ったって何?何なの一体…」



余りにも突然過ぎて
意味が呑み込めない状態の
優奈に夜月はまだ話し続ける。
< 281 / 389 >

この作品をシェア

pagetop