Double Persondlity
「真実を知りたいだろ?教えてやるよ。俺はアイツ…つまりお前の知っている名田が作り出したもう一人の人格、夜月だ」



「もう一人の人格……?人格ってまさか…二重人格って事?」



「世間はそう呼ぶらしいが、俺はそう思わない。俺は俺だから……元々一人の人間に二つの人格は要らない。だからアイツが邪魔になった」



「………」



「心配するな…。見た目は名田裕也だからちゃんとお前の相手もしてやる。十九のガキなんて興味なかったがお前は特別だよ」



そう言うと
夜月は強引に唇を奪った。
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