Double Persondlity
「そんなに恐がらなくてもいいだろ。俺は別に有寿に悪い事したわけじゃないんだから」



「やだ…やめてっ」



「さっきの威勢の良さはどうしたんだよ?」



「ねぇ夜月くん、アリスどうかしちゃったの?何か変だよ」



冷や汗が流れて普通じゃない表情の有寿は朱里に向かって言う。



「変なのは…あんたよ。朱里!」



「どうしてあたしが?」



意味が解らなかった。
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