Double Persondlity
小林と朱里が病室に入ると
名田の家に来る前と変わらず
ただ眠っているだけだ。



「名田…一体何があったんだよ」



小林は側に近付き
様子を伺いながら言った。



「………」



「君、名田の事誰かに教えた?」



「いえ」



「あっそっか…連絡先が分からなかったんだよね。とりあえず学校に知らせないとな」



「電話番号分かるんですか?」



「ああ、聞いてあるから。でもこの時間じゃ無理かな。明日の朝一に掛けてみるよ」
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