Double Persondlity
「………何をやってるんだ俺は」



激痛が無くなったと思ったら
名田から夜月になっていた。



動かず夜月はただ鏡の中の
自分を強く睨みつけていて
しばらくしてから
突然、夜月は
自ら鏡を殴りつけて割った。



殴った右手からは血が流れ出して床に血の固まりが出来ている。
鏡の一部は砕け
破片が少し落ちていたが
夜月はそのまま構わず
壁に寄り掛かり
そのまま座り込んで
天井を見上げた。



「はぁ……何やってるんだ俺は…自分痛めつける事しか出来ないのかよ……情けねぇ」
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