Double Persondlity
22.THE END
「…夜…月…くん……」



朱里が呆然と非常階段に
座ったまま立てずにいた。



しばらく経つと店内と通路を繋ぐドアの開く音がして
誰かの喋り声が聞こえていた。



それは夜月に連れられて来た
優奈だった。



しかし朱里はそれどころじゃなく自分の事でいっぱいいっぱいで
気にさえしていない。
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