Double Persondlity
すると少し離れた所に
優奈は一人立っていて
遠くを見ていた。



名田は車から降りて
優奈の側に近付く。



「待った?」



「ううん」



「夜風が冷たいから車の中で…」



そっと優奈の肩を抱いた。
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