私と先生の365




お昼になっていつメンで屋上に行く。というか屋上のドアの前で高木先生が来るのを待っていた。


階段を上がってきた先生が私達に気付いてため息をつく。


高木先生:「お前ら…。」

南:「やった!高木先生来た。」
真梨奈:「先生早く開けて〜。」
花:「花お腹すいたー!」

「これからお昼は屋上だね!」

その言葉に先生が私の頭をゴツンと叩く。

高木先生:「これからって何だ!教室で食べろよ。ここは"生徒"立入禁止!」

生徒を強調して言う先生に、皆が怒る。

南:「えー!高木先生だけずるいし!」

花:「そう言っていつも一人で屋上独占してる!」

真梨奈:「他の先生に屋上は先生なら入ってもいいか聞いちゃうよ?」


高木先生:「な…、今野!…、分かったよ。ほら、開けたぞ!」

先生は自分の頭をくしゃくしゃして屋上のドアを開けた。


その後ろで皆で手をパチンと合わして喜んだ。


真梨奈:「てか高木先生こそ何で屋上?」

高木先生:「屋上がいいんだ。」

南:「それだけ?」
花:「ばれないの?」

高木先生:「前に、屋上の管理担当だった時にカギ無くしてな。学校から予備のカギを貰ったんだ。だからばれない。」



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