私と先生の365
てことは…、私この家にひとりぼっち?
「で、でも大丈夫!友達もいるし、もう高3になるんだし!!」
父:「いや、それはちょっと心配だ!七海はもうしっかりしてるが奈緒は、全然しっかりしてないからなあ、…。」
「う…。」
さすがはお父さん。
父:「そこでだ、お父さん、昔ちょっとした知り合いがいたんだ。今でも良く飲みに行ったりしてて、結構深い仲の人なんだ。良い人だぞ〜!」
少し微笑みながら、お父さんは言う。その顔に、何となく言いたいことが…。
「…。もしかして、その人がこの家に来るとか?」
父:「いやいや、来るんじゃなくて、奈緒がその人の家にお世話になるんだ。私の代わりに、代理保護者として…。」