私と先生の365






花とバイバイして地元の駅に亮と降りる。



亮:「何かさ!久しぶりだよな!南と帰る、なんて。笑」


「何?亮、気持ち悪!」


亮:「あ?なんだよ!人が感傷的になってんのによ!」


ポカッと私の頭を叩く亮に私も叩き返す。


そんな帰り道、2人歩くこの道には思い出だらけ…。





真梨奈の「伝えることも、知ることも大切。」って言葉をふと思い出す。


隣にいる亮をみる。


そうだよね。伝えることをしないのは、知ることが怖いから。だからずっと前に進めないままなんだよね!私。



またこうやって帰る日来るかな。だけど伝えなくちゃ。




怖いけど。



何かに怯えて、逃げたままなんて、私らしくない。


辛いのを我慢することが強いんじゃないもんね!



よし!



日が沈みかける、道をオレンジ色に染めて…。私は沈む夕日にある決心を託した。







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