私と先生の365
ガッターン!!!!!
あまりの大きな音に、ガバッと体を起こして耳を澄ませる。
何!?今の!!リビング?玄関?でも確かに向こうの方から…。
…高木先生、帰ってきたのかな?
静かになったことが余計に不安になる。
ガチャッと慌ててリビングに出る。
あれ?誰もいない…。
玄関?カチャー…
リビングから廊下へのドアを開けると、玄関の前で高木先生が倒れていた。
「へっ!?ちょっと待って??たか、高木先生!?」
ダッと駆け寄ると高木先生は、苦しそうに、息を荒くしている。
どうしよう!!?
どうしたらいいの?
こういう時…
どうしよう!!?
フッと蘇るお母さんの倒れた時。
あの時も私はパニックで動けなかった。