私と先生の365
お母さんの時は、私とお父さんがバタバタ慌てちゃって、結局お姉ちゃんが救急車呼んでくれたんだっけ。
正直、怖かった。
スーッと寝息を立てる高木先生にまたホッとする。
本当に疲れてたんだ。
全く気付けなかった。
少し、遅くなった体温計がピピピッと鳴る。
ソッと先生の腕を動かして体温計を見る。
38.6!?
先生のおデコのタオルをとって、氷水で冷やして絞ってまた乗せる。
風邪薬だけど、飲ませたのに…
それから結構時間経ってたのにまだ38度もあるなんて。
倒れた時いったい何度だったんだろう?
てか、病院連れていった方がいいのかな?
でも、車もないし…。
病院に電話した方がいいのかな…?
それじゃ、救急車呼んだ方が早いのかな?
苦しさが大分なくなったのか気持ち良さそうに寝てる高木先生。
でももう大丈夫そうだし…。このまま熱下がってくれるかな?
何だか不安で不安で仕方がない。
自分がこんなにも頼りないなんて情けないや…。