私と先生の365
トライアングル
奈緒Side
真梨奈:「トライアングルだよ!奈緒っ!!!」
学校の帰り道、真梨奈が叫ぶ。
「トライアングル〜?」
最近、真梨奈と2人で帰る日々。南と花が別々に先に帰っちゃうから。
真梨奈:「南と花と亮!やっと、南と花がギクシャクしてる意味が分かったの!」
「え!?亮君が関係してたの?!」
真梨奈:「うん!ほら、この前、南学校にいなかったじゃん。あの時に、花に色々聞いたんだ!」
この前って…あ、南が屋上にいた時か!
「え、南亮君に告白したとか?」
真梨奈:「それは…知らないけど。亮が、花に告ったんだって!つまり、南は亮が、亮は花を。ほら、トライアングル!」
「ええっ!?亮君が花を〜!?それ、南知ってるのかな?」
真梨奈:「バカ!知ってるから、あんなギクシャクしてんでしょ?」
「あ、そっか。」
私がポンッと相槌を打つと、真梨奈は大きく背伸びして、
真梨奈:「あ〜!!スッキリした!」
そう言って私に笑顔を向けた。
「確かに、2人が何に悩んでたのかとか問題が分かってスッキリしたけど…。」
真梨奈:「…うん。そうなんだよね。」