私と先生の365
そんな言い合いの中、花は涙を拭きながら教室を走って出て行った。
私は追い掛けることも出来ずに、ただ、どうしたらいいのか分からなかった。
真梨奈はまたポカッと孝則君の頭を叩く。
南:「はぁ!どーせ!私のこと怒ってんだ!もう花何か知らないっ!」
ふんッと怒りながら南は自分の席に座る。
真梨奈:「まだ、分かんないじゃん?ほら、さっき花、何か言おうとしてたじゃん!」
慌てて、南の所に真梨奈が駆け寄る。
そんな真梨奈に南はツーンっとして話も聞いてない。
ダンッ!
勢いよく真梨奈が南の机を叩く。
私も南もそんな真梨奈の様子にビックリして目を丸くして真梨奈を見た。
真梨奈:「…そうやって…!!二人がぶつかり合うのをやめるから!!いつまでたってもギクシャクしてんでしょーが!南!!!」
南:「…はい。」
シュンとおとなしくなる南。
真梨奈:「いい?花はね!花は…」
「真梨奈!ストップ!!」
怒りの真梨奈を慌てて止めに入る。
だってそれは…
「それは…私達が言うこと?」
真梨奈:「…!…ゴメン。」
落ち着きを取り戻した真梨奈は自分の席に座った。