私と先生の365
高木先生:「長嶋、山岡!今日残ってこれ頼む。後は帰っていいぞ!以上!」
帰りのHR、高木先生がプリントの束をドンッと教卓に置いて、教室のドアを開ける。
南:「はぁッ!?先生!そんな雑用自分でやってよー!」
ザワザワとクラスの皆が帰り始める中、教室を出ようとした高木先生を南が叫びながら止める。
高木先生:「俺は忙しいの!それより長嶋、壁はどうだったんだ?」
にっと笑う高木先生に南は恥ずかしそうにシーッと人差し指を立てて怒ってる。
そんな南に高木先生は、はははと笑い、後は頼んだぞ、と言って教室を出て行った。
上手に逃げていく高木先生に南は、ぷんすか怒りながら私の元に来る。
南:「何っで!私と花でこんなプリントをまとめなきゃ…。奈緒!手伝って〜!」
真梨奈:「だぁーめ!今日は、奈緒と私、用事があんの!!」
グイッと、真梨奈に引っ張られる私。
「わわッ!」
用事、なんてあったっけ?
南は頬っぺを膨らませて怒る。
その姿に思わず笑ってしまう私をポカッと叩く南。
いてて。
真梨奈:「じゃあ!頑張ってねぇ〜!」
そう嫌味に言う真梨奈と教室を出る。