私と先生の365
花:「海行きたいな〜。」
高木先生:「また…、そんな旅行とか、費用あるか?」
フウッと、ご飯を食べ終わった先生が答える。
花:「お父さんに頼んだら何とか…。ごちそうさま!」
先生の次に食べ終わった花がお箸を置いて手を合わせる。
真梨奈:「私はバイト代で!」
南:「私もバイト代プラス、お母さんのお小遣!」
「私もお小遣があります!」
ねーっと皆でまた盛り上がる。
高木先生と花以外は、まだモグモグと食べながら、海プランの話は続く。
真梨奈:「てかさ!亮とかも呼ぼうよ!」
南:「それいいね!花、その時大チャンスじゃん!」
ニヤッと笑う南に、恥ずかしそうに顔を赤くした花が怒る。
花:「もう、南ん!」
高木先生:「…宿とか取るのか?」
真梨奈:「宿…考えてなかった…。」
南:「あ!じゃあ海じゃなくてキャンプにしよぉ!川とかあんじゃん?」
ポンッと手を打つ南に皆賛成するなか、高木先生が少しムッとする。
高木先生:「やめだ、やめ!そんなん危な過ぎる!お前ら、高校生なんだし!いくら、大勢だからって危機を感じろ!」