私と先生の365




高木先生:「…あのなぁ…、そんな簡単なことじゃ…」



高木先生の話を遮って真梨奈が話し出す。


真梨奈:「はあ…!やっぱりダメだよね…。」


「真梨奈!」


おもいっきり落ち込み出す真梨奈に心配になって顔を覗き込む。

その真梨奈の表情は、"悪い顔"になっていた…。


高木先生:「……。」


真梨奈:「そうだよね…。どーせ受験生だしね…高校生活最後の思い出も勉強で終わるんだ!!、わぁあ!」


両手で顔を押さえてわあっと泣く真梨奈に高木先生が慌て出す。



高木先生:「…いや、別にそこまで言って…」


真梨奈:「じゃあ!一緒に来てくれる!?」



高木先生:「いや、それはまた別の話で…」


また、わあっと泣く真梨奈に高木先生は


高木先生:「…………ダァーッ!もう分かったから!行くよ行く!!俺が連れて行くからッ!」



パアァッと真梨奈の顔が輝く。


真梨奈:「やったぁー!さすが先生!!女の涙にゃ弱いのね!」



しししっと喜ぶ真梨奈に高木先生はガクッと肩を落とした。


高木先生:「はめられた…。」


南:「さすが真梨奈♪」

花:「やった〜楽しみ♪」

ハイタッチをする南と花。




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