私と先生の365
放課後―…。
今日はもう放課後?っていうように太陽の光りが差し込んでいた。
前は、直ぐにオレンジ色に染まった教室なのに…。
皆の制服も夏服に変わっている。
ガラッ!
高木先生:「悪い!遅くなった!」
南:「…本当!」
ズズッと、鼻をすすりながら南が答える。
高木先生:「皆、テストの点言い合ったのか?」
ん?っと皆に話しかける高木先生に皆しんとしている。
きっと、南と林田君の点数を聞くのが気まずくて言い合えないのかもしれない。
ましてや、私なんて、満点取っちゃったし、励ましも嫌味になるというか…
何とも言えない…。
そんな空気に高木先生が笑い飛ばす。
高木先生:「ははは。何だ!まだそれぞれの点数知らないのか!じゃあ!俺が、名前順に言っていく!」
南:「ええ?!」
真梨奈:「でも!」
何か不安そうに答える二人におかまいなしに高木先生は話を続ける。
高木先生:「キャンプ!行くんだろ?それなら隠し事無し、だ!皆で頑張った結果を、目標のキャンプのために頑張った結果なんだ。しっかり受け止めろ。」