私と先生の365




高木先生:「ははは、…じゃあ…吉崎、誕生日おめでとう!」


そう言って先生はフウッと、勢いよくろうそくの火を一瞬で、たった一息で全部消した。


やっぱり男の人は凄い…。


パチンと明かりを点ける先生。



「先生が……電気消したんですね…。」


高木先生:「…0時調度に呼んでんのに吉崎、テレビに集中してるし。(笑)12分も過ぎた!」



何だか自分に笑ってしまう。


高木先生:「あの映画に、あんなはまるとは予想外だったな(笑)」



「ムッ!…だってメタリブロックが…!!」


高木先生:「だから…、メタリブロス!」


一瞬、間が空き、ぷ!あはははと馬鹿にして高木先生は笑いながら、ケーキ食べようって。


かぁっと熱くなり、先生を一発叩いて、キッチンからフォーク2個を取り出す。



DVD、見ようって言ったの、私をこの時間まで寝ささないための口実だったんだ…。



高木先生:「…メタリブロック…あはははは!!…いてッ」


また、馬鹿にする先生を叩いて、先生に1つのフォークを渡す。


高木先生:「…皿はいらないのか?」


「このままがっつくんです!あ、ちょっと待って下さい!」




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