私と先生の365
朝ごはんを済ませて、砂浜に出て高木先生の姿を探す。
亮君:「お!奈緒、おはよー!」
砂浜でびしょ濡れになった亮君が笑顔で挨拶する。
「おはよう。」
孝則君:「遅ーい!あれ!?南と花は?」
バシャバシャと海の浅瀬を歩きながら孝則君が聞く。
真梨奈:「まだぐーすか寝てるよ!」
賢志君:「昼まで寝る気だね。」
林田君:「ったく、だらしねぇ!」
真梨奈:「いーじゃん!昨日よっぽどはしゃいで疲れたんでしょ?それより、あんたら元気過ぎんのよ(笑)」
タケさん:「ははは!奈緒ちゃんおはよ〜。俺の作った朝ごはんどーだった〜?」
ニコニコ笑うタケさん。
「凄く美味しかったです!ありがとうございます。…あの、高木先生は―…?」
タケさん:「ん?そういや、あいつどこ行ったんだろ?今朝からいないし、まぁそのうちひょこっと現れるさ!」
そんな私の質問にまたニコッと答えるタケさん。
高木先生、あの場所にいるのかな?
砂浜で遊ぶ皆から離れて、林の中へ、あの場所へ、足を運ぶ。