私と先生の365
高木先生:「…何してんだよ?」
パチッと閉じられた瞼が開き、イタズラにニヤッと笑う高木先生。
「きゃッ!!!」
慌てて、手を離して高木先生から目を逸らす。
「おお、起きてたんですかッ!!!」
私、何やってんだろう!
あまりの恥ずかしさに顔が赤くなっていくのがわかる。
高木先生:「起きてた。…吉崎遅い!もう昼だぞ!」
…起きてたって!!私さっき…何してたっけ!
余計カァッと赤くなる顔を必死に隠しながら答える。
「す、すいません!せ、先生いつからここに…。」
高木先生:「朝から、ここで寝てた。…けど暑くてな…波の音聞いてたんだ。」
「…。」
聞いてたって、…。
高木先生:「…起きなかったら、吉崎に襲われてたかなぁ〜?」
また、イタズラに笑う先生にあまりに恥ずかしくって先生がいる逆の方を向く。
「べ、別にそんなつもりじゃッ…!!おお、起こそうとしただけですっ!」
困り果てた私を笑いながらからかう先生に、ちょっとムッとするけど、恥ずかしさに先生が見れない。