私と先生の365






高木先生:「…暑いな…。起きたら汗掻いてきた…。」



チラッと、先生を見ると着ているTシャツの首元を掴んでパタパタさせながら空を見上げていた。



座ってても私より背の高い先生の首筋に、ツーッと汗が流れる。



それをじっと見ていた私に気付いて先生がまたニヤッと笑う。


高木先生:「何だ?男の体に興味あるのか?(笑)」


「なッ!!!!ッせ、先生の変態っ!!!!!」


また、プイッと赤くなった顔を必死に隠して海の向こうの向こうまで見た。



はははッといつものように笑い飛ばしながら、スッと立ち上がる高木先生をつい見てしまう。


慌ててまた海に視線を戻す。



バカ!先生の変態!





バッと、黒い影が横を通り過ぎ、目の前に映る先生の後ろ姿…。




って、!!!!


「ええ!?ちょっと先生!!!!?」




崖の先から飛び降りていく先生の姿に、一瞬頭が真っ白になる。




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