私と先生の365
気付けば………………朝。
窓の外は、いつの間にか明るく、太陽の光りが差し込む。
全員:「……。」
皆、眠気がピークに。
高木先生:「何やってんだ、最終日に。」
タケさん:「全くだ、たかがトランプで、睡眠不足。」
南:「帰りの車は爆睡で決まりだね!」
花:「だから、早く寝ようって言ったのにぃ〜。」
真梨奈:「ま!いいじゃん!これも良い思い出よ。帰りの車で寝れるし!」
高木先生:「…帰りか、きついな…。」
タケさん:「me too〜。」
「あはは!me tooって(笑)」
林田君:「…ファイト。先生とタケ。俺は、寝る!」
高木先生:「林田ぁ〜!」
怒り出す高木先生の隣で孝則君が目を丸くさせる。
孝則君:「!あああああああッ!」
賢志君:「うッるさいな!何だよ!?」
突然思い出したかのように叫ぶ孝則君に賢志君が怒鳴る。
孝則君:「カブトムシ忘れてたー!」
ダッと、慌てて外に飛び出して行く孝則君。
賢志君:「おい!孝則!」
林田君:「もうほっとけ。」
賢志君はそんなそっけない林田君に、それもそうだな、と頷く。