私と先生の365
高木先生:「今日の昼、出発するから、それまで片付けと準備、頼む。俺は、運転に備えて寝る!」
そう言うと、バタッとその場に倒れて寝てしまう高木先生。
高木先生に続き、タケさんも寝転んだ。
真梨奈:「こればっかりは、仕方がないよね。」
「うん。じゃあ、帰る準備しよっか。」
花:「…もう、帰るんだよね。」
シュンと寂しそうに花が呟く。そんな寂しさを打ち消すように南がポンと花の肩を叩く。
南:「また!こればいいじゃん!次は、UNOしよう!」
林田君:「また寝れねぇじゃん。」
亮君:「はは!でも、いいなそれ!」
"また"って言葉が、心に残る。
そうだよ!"また"集まればいい!
いつまでも、こんな時があったこと、忘れないように皆で"また"集まり合えれば…
繋がりは、消えないよね。
「本当に、あっという間で、一瞬だったけど、楽しかった。いつまでも、何年経っても"また"皆で集まろうね!」
真梨奈:「当たり前!」
南:「へへ!」
花:「うん!」
亮君:「よっしゃ!」
賢志君:「そうだな。」
林田君:「おう。」
笑顔で、そう答えてくれる皆がいる。
ただ、それぞれの家に帰るだけだよ。