私と先生の365
高木先生:「…はは!ドキドキしたか?」
その声にパチッと目を開けると、にっと笑う高木先生の顔が目の前に。
「っ先生!!!」
また激しく動き出す心臓を押さえながら、先生の体を押して私は怒る。
「かかか、からかわないで下さいよ!!」
そんな、噛み噛みの私を更に笑いながら、車を発車させる。
きっと今電気を付けられたら、真っ赤な顔がばれる。
両手で頬を押さえながら、相変わらずドキドキしている心臓が悔しくなる。
高木先生:「シートベルト閉めろよ〜。俺が閉めてやろうか?(笑)」
「け、結構ですっ!!!」
キッと隣で楽しそうに運転する高木先生を睨みつける。
体に残る、先生が抱きしめた後が熱くて、その日はずっとドキドキが止まらずに…
結局、マンションに着いても、自分の部屋に入ってベッドに寝転んでも、寝れない夜を過ごしてしまう私だった。