私と先生の365
高木先生side
高木先生side
…いったい何がどう嫌いなんだ?俺、何かしたかな〜…?
俺の部屋に閉じこもってしまったアイツ…。そのドアを見ながら、そんなことを考える。
アイツ、吉崎は…俺の世話になった恩人の成雪さんの娘だった。
いつもいつもいつもいつも、…学校で俺を見ると、ふてくされて…俺を避けやがるんだ。
初めて会ったあの頃から…。
まさか、そんな奴と一緒に暮らすなんて…、いや、ここは教師として生徒と暮らすなんて…、の方が合ってるかな?
「吉崎〜…。そこ俺の部屋だぞ〜!」
呆れたように、部屋のドアに向かって、問いかけてみる。
吉崎:「…。」
さっきから、この調子だ。全く…、
でも、驚いたことがひとつ、吉崎は、意外とからかいやすい。(笑)