私と先生の365




南:「だから何さ!どれだけ沢山無理なことがあろうと!頑張ってみなきゃ、最後まで分かんないじゃんか!!」


真梨奈:「そんなてきとうなこと!信じれない。分かんないのよ!勉強できないのよ!無理なものは無理なの!」


教室内の人達がザワザワと私達を見る。


「とりあえず本当に、落ち着い」


花:「もう!真梨奈の分からず屋!!!」


バンッと私の言葉を遮って花が怒りだす。


「ちょっと〜!」


焦る私を置いて、言い合う3人。

南がガッと真梨奈の胸倉を掴む。


南:「先の見えない未来を、勝手に無理だって決め付けんな!!」


花:「そうだよ!まだ、分かんないよ!」


パシッと南の手を振りほどき、真梨奈は口を開く。


真梨奈:「………だから、ホント…もうそういうの嫌なのよ。諦めるのがそんなにいけないわけ?頑張れないから逃げるのが、そんなにいけないわけ?」


バッと南が右手を振り上げた。
その行動に思わず私は目をつぶる。




高木先生:「おい!やめろ、何してんだ!?」



その声に目を開けると、高木先生が南の振り上げた右手を掴んでいた。



教室内がシーンと静まり返る。





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