私と先生の365




真梨奈:「なに?高木先生のことでも思い出しちゃった?」


ニヤリと微笑む真梨奈に、慌てて答える。


「っ!!もう、バカ真梨奈!」


花:「なぁに奈緒〜?高木先生と何か、良〜いことでもあったのぉ?」


「ないってば!!」


カァッと赤くなる頬を両手で思わず抑える。


真梨奈:「あったんだぁ!」


「違うってば!」


花:「もぉ〜いいじゃ〜ん。2人とも、分かりやすくラブラブなんだもん〜。花も、亮君のとこ行こっと〜。」


「ええ〜?」


少し困ったように答える私を置いて花は、ガタンと席を立ち亮君の席の隣へと移動する。



…。


真梨奈:「意地っ張りな奈緒。いつまでもそうやって、認めないつもり?」


「…。」


そんなこと言われても。
高木先生を見るだけで
壊れてしまいそうな私なのに

怖いよ。


真梨奈:「…まぁでも。高木先生は良い人だと思う!皆そう思ってるよ絶対!」


「…うん。」


真梨奈:「そういえばさ、奈緒は、教師が元から好きじゃなかったよね?」


「…。」


真梨奈:「確か、高木先生と同居する前話してたよね…?私さ、あの時あんま深く考えてなかったんだけど…。」





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