私と先生の365
真梨奈:「ホント、男なんて…手が早いんだからね!その点、高木先生はやっぱりしっかりしてるよね。」
ボソッと呟く真梨奈に「え?」と聞くと、真梨奈が少し慌て出す。
真梨奈:「あ、いや!何にもな」
賢志君:「おはよ。」
真梨奈が私に答えようとした時調度、真梨奈の後ろに賢志君が現れた。
真梨奈:「ッ!!!!」
ガタガタンッと、驚きを隠せずに慌てて真梨奈が席を立つ。
冷静な真梨奈にしては、かなり意外な反応。
「あ、おはよう賢志君。真梨奈、どうしたの?」
真梨奈:「…いや、何でもない。ちょっと驚いただけよ!い、いきなり人の後ろから現れないでよね!」
賢志君:「…。」
フンッと鼻で笑って、賢志君は席についた。
ガラッと教室のドアが開き、高木先生が入ってくる。
今日からまた学校が始まる。
教室内が、ガタガタと席に着き始める。
それにしても、賢志君が笑うなんてあんまり見たことなかったけど…何で笑ったのかな。
やっぱり何か、不思議な人だなぁ。
花:「あれぇ?真梨奈、顔赤いよ〜?」
真梨奈:「バッ!余計なこと言わないでよ!勉強中よ私は!」
そんな真梨奈も何だか不思議。