私と先生の365



そして始業式も終わり私達4人は体育館から3年の教室へと向かう。


花:「う〜ん!今日からまた学校始まるよ。」

両手を上げ背伸びをしながら花が話し出す。

南:「うぇ〜!そんなマイナス発言やめてよ〜。」

真梨奈:「あ、高木先生発見!三浦先生と!」

その声にドキリと跳ねる胸を押さえながらスッと指を指す真梨奈の手をたどって前を向く。


花:「はぁ〜!やっぱ2人並ぶとキラキラねぇ!」


廊下の先で、何か話し合う高木先生と三浦先生を花がうっとりしながら見つめる。


そんな花を南はポカッと叩く。

南:「亮が俺もそういう目で見てくれって悲しむよ。」


そんな南の言葉に想像してまう。

真梨奈も想像したのか、真梨奈と私はお互い見合って笑い出す。



私達の歩く先に高木先生がいる…それだけでドキドキと心臓が激しく鳴る。



真梨奈:「ほら、あの2人やっぱ私達以外の女子も皆見てる。」

南:「相変わらず人気者だなぁ〜。高木先生ら、そんなことなんて気付いてないんだろうなぁ。」

花:「カッコイイもんね〜。」


ザワザワと胸に何かが溢れ出す。


真梨奈:「どうしたの?奈緒、ムッとしちゃって!!」





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