私と先生の365
気付けば、何時間と3人で床に座りひたすらに探していた。
私のお父さんの記事じゃなく、私達の生まれる前の事件とか、なかなか驚くことが多くて楽しかった。
南:「私が生まれた時って何か事件合ったのかなぁ!」
花:「それ!面白いね!花も見ぃーよぉっと。」
「生まれた時、かぁ〜。」
ふっと、ひとつの気になることが頭に出てくる。
や、ただのカン、なんだけど…
高木先生が"親に殺された"何て言ってたことを思い出し、それって事件になってたりするのかな、なんて…。
隣で楽しそうに南と花は新聞を探している中、少し離れた棚の方へと足を運ぶ。
確か、…4才の時だったって高木先生言ってたよね。
ってことは…この間28になって………
「24年前…。」
ポンッと手を打ち、探し始める私に花が気付いて、声をかける。
花:「あれぇ?奈緒、花達が生まれた年ってこっちの棚だよ〜。」
「あ、うん。そうなんだけど、ちょっと気になることあって。」
花:「ふ〜ん。じゃあ、奈緒の誕生日の新聞も見つけよっと〜♪」
そう言って、花は南と探し合っていた。
…誕生日かぁ。