私と先生の365
4限のチャイムが終わりを告げる。
花:「うー!!やぁっとお昼だっ!」
うーんと背伸びして、喜ぶ花。
南:「ふわぁーあ!やっぱ化学は眠いね。」
大きな欠伸をしながら後ろの南が眠そうにしている。
教壇を降りスタスタと私の机に三浦先生がやってくる。
相変わらず無表情で。
三浦先生:「吉崎、…教卓のプリント、後で俺の所に持って来て下さい。」
「え?あ、はい。わかりました。…?」
何で私にそんなこと頼むんだろうと不思議に思いながら、頷く。
三浦先生が教室を出て行った後、皆でお昼タイム。
屋上へ行くと、やっぱり高木先生の姿。
先生の後ろポケットに入った携帯からキラリ光るシルバーのストラップが目に映る。
自然ににやける私。
花:「たっかーぎ先生!」
高木先生:「またか。」
南:「先生どーしたの?」
高木先生:「何がだよ!?」
真梨奈:「えー?不機嫌じゃん?(笑)」
高木先生:「…いつもどおりだ!」
ムッとする高木先生を花達はクスクスと笑う。
南:「そんなんじゃ〜、取られちゃうよ〜!」
「何が?」
花:「ぷ!」
高木先生:「だぁ!お前ら!」