私と先生の365
南:「じゃあね!」
亮君:「また明日!!」
車を降りた南と亮君が手を振る。
ニッと皆で笑って、車の中から手を振る。
孝則君:「ふうっ!ちょっと広くなったぜ!」
林田君:「お前が場所取りすぎなんだよ。」
賢志君:「1番後ろに男3人ってのはな。」
1番後ろに座る男子3人の前に座る真梨奈が口を開く。
真梨奈:「はいはい、喧嘩しないでよね、うるさいから。」
その隣の花が運転する高木先生に話し掛ける。
花:「ねぇねぇ〜!高木先生!」
高木先生:「ん?」
花:「何かあったんでしょー?奈…」
真梨奈:「っばか!花、しぃ〜!」
慌てて花の口を抑え遮る真梨奈。
高木先生:「…。」
チラッと、隣の私を見た先生と目が合い、勢いよくグルッと窓の方に顔を向けて目を反らした。
しまった!!
わざとらしかったかな!?
でも、緊張するんだもん!
高木先生と目が合うと思い出しちゃう。
また、火照りだす私。
孝則君:「次俺ん家かぁ!」
林田君:「やっと広くなる。」
孝則君:「何だってぇー!?」
高木先生:「ほら、着いた!!」
孝則君:「…へーい。」