私と先生の365
そして、ようやくお昼―…
南:「あ!屋上、開いてる!」
真梨奈:「ほんとだ…!」
花:「ラッキー!」
とりあえず、人がいない所と選んだ屋上。いつもは、閉まってるはずなんだけど…。まぁいっか!
皆で、座ってお弁当を拡げる。
真梨奈:「で、話してよ?奈緒!」
真梨奈の言葉に皆が真剣に私を見る。
「…うん。高木先生だよ。」
コソッと声を小さくして言うと
南・花:「やったーッ!!」
と2人が両手を上げて喜んでいる。
「……?」
ポカンとする私に、真梨奈が頭に手を当てて、
真梨奈:「はあ〜…くそ、負けた。まさか本当に高木先生だったとは!」
南:「真梨奈!!」 花:「アイス!!」
と2人は、真梨奈に手を差し出す。
訳の分からない私は、どういう事か聞いてみると、
真梨奈:「実は、奈緒の同居人が高木先生か先生じゃないかで、かけをしたの!」
南:「私、高木先生!!」
花:「私も!負けたらアイス1個なの!(笑)」
何やってんだかこの人達は…。
「…だから、皆そんなに同居人のこと気になってたんだ…。」
ようやく納得…。