私と先生の365
吉崎を見ると、リンゴみたいに赤く染まった頬が、晴れた天気のおかげで良く分かる。
つられて、俺も赤くなってしまった。
今野:「へえ、ふーん…。それで高木先生今日、嬉しそうにしてたんだ!(笑)」
ニヤニヤと微笑む今野。
「だぁー!!うるさいお前ら、食ったらさっさと教室戻れって。」
そう言ってその場にドカッと座り、弁当を開ける。腹減ってたから、楽しみだったんだ。
悪いかッ!!
長嶋:「私まだ食べてないもーん。」
今野:「私も〜!」
「…。だいたいお前ら、教室で食べとけよ。」
卵焼きをパクッと口に入れる。
今野:「高木先生も職員室で食べないんですか?」
ニコッと笑う今野は、なかなか手強いぞコイツ。
「全く…。そうだ、教室に今日の小テスト返しといたから!」
長嶋:「イヤー!!私あれ本当に悲惨な結果なのは見え見え、…。」
山岡:「いいじゃん。次頑張ろう〜。」
今野:「そんな事言ってるから、花はだらしないんだよ。」
長嶋:「てか先生!!私何点だった?」