私と先生の365
春休み
2年−3月22日−…。
窓から見える桜の木が風に揺れて、今日も良い天気。
満開になるのは4月かな…。
まだ、少し肌寒いけど時折、暖かな風が開いた窓から教室に流れる。そんな、高2の終わり…。
担任の奥村先生の良く通る声が教室中に響く。
奥村先生:「これから、終業式があるから皆、休憩時間の間に体育館に移動しといて。
じゃあ、HRは終わり!!」
ガタガタッと席を立つ音、ざわざわっと喋りだす音が広がる。
南:「やっと、明日から春休みだぁ!!!」
花:「お金貯めよっと!」
真梨奈:「私も!!奈緒はバイトしないの?」
いつもみたいに3人は、話だす。
「…う〜ん。受験だし勉強する!」
南:「あ!成績ヤバかったんだった!私もバイト辞めて勉強しようかな…。」
真梨奈:「明日雨降るよ!」
花:「南んに勉強似合わな〜い(笑)」
南:「ちょっと!花まで何てこと言うのよっ!奈緒、また勉強教えてね!?」
「うん、任せて!!」
そう言って4人で体育館に向かった。