私と先生の365
極力我慢してた酒も、アイツらのせいで飲んじまった!
酒に弱い事はないんだが…。俺も男なんだ、だから俺の肩で寝るな〜吉崎!
吉崎の寝顔に失いそうになる理性を取り戻し、吉崎を抱えて吉崎の部屋に入る。
山岡:「わ、お姫様抱っこ!!いいなぁ〜!!」
今野:「何もしてない?先生。」
「してない!お前ら酔ってんのか?」
長嶋:「酔ってなぁあーいよん♪」
駄目だこりゃ…。
「もう酒飲むなっつうのに!!早く寝ろ!」
ベッドに吉崎を寝かせて、部屋を出ようとする俺に今野が、
今野:「せっかく奈緒の部屋に来たんだから何も見てかないの〜?」
「あのなぁ!」
長嶋:「いつもは入ったら怒られるんでしょ?笑」
「…。」
男として入れないんだ!
とふと、吉崎の勉強机に立ててあった家族写真が目に入る。
あの頃から変わってないな、成雪さん…。
今野:「奈緒と一緒に寝たら?先生(笑)」
今野の言葉で、思い出しかけた思い出をかき消された。
「なッ!!お前ら…、大人をからかうな!」
山岡:「あれぇ?先生、酔ってんの〜?」
長嶋:「花、違うよ。あれは照れてんの!(笑)」
バタン、とさっさと部屋から出る。