私と先生の365





学校の玄関には、沢山の飾り付けがされている。

駐車場には車がいっぱいで、止まりきらない車をグラウンドに誘導する先生達。


初々しい新一年生と保護者の人達を何人も見かける。



私の高校では2・3年も入学式に出席する。



亮君:「よッ!」

下駄箱に靴を入れていると亮君が声をかけてきた。

「あ、亮君!おはよー!」


亮君:「はぁ!新しいクラス!緊張するよなぁ!!奈緒ら4人仲良いし一緒だったらいいな。」

そう言って、一緒に教室まで歩き出す。

「うん!でも4人は一緒だよ!」


亮君:「え!!何で分かんの?俺はどうだった?」

しまった…高木先生に聞いた何て言えないし。

「あ、えーっと、…。亮君は知らないけど、真梨奈が言ってたんだ。」

亮君:「ふーん。そっか!まぁ、真梨奈は情報網だからな(笑)」


「あはは…。」


ホッと胸を撫で下ろす。





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