私と先生の365
花も遅れて登場し、皆でワイワイ騒ぎながらチャイムが鳴る。
黒板に貼ってあった名前順に書かれた座席表を見てそれぞれの席に動く。私は吉崎だから、廊下側の一番後ろの席。
座ると前の席は花だった!
花:「やったね!でも皆離れちゃった…。」
「うんほんと。でもまたすぐ席替えだよ!」
そう言って喋りながら、先生が来るのを待つ。
私の隣の席には、金髪の怖い感じの不良男子…。ね、寝てる…。
確か、名前は林田俊平(ハヤシダシュンペイ)君…。
そして、朝見た高木先生がクラスに入って来た。
マンションで見る高木先生と学校で見る高木先生って、何か違う。雰囲気…?うーん
高木先生:「皆、おはよう。今日から担任の高木恭だ。よろしく!と、急ぎだが、今新一年生が各クラスでHR中だ。だから今の間に皆、体育館に移動してくれ!!」
そう言って高木先生は、皆を誘導する。
高木先生が…担任、なんて何か変な感じ…。
皆がぞろぞろと教室を出ていく中、隣の席の爆睡中の林田君。
真梨奈:「奈緒、早く!」
南:「そんな人ほっとけって!」
花:「追いてっちゃうよ〜!」
「ちょ、ちょっと待って!」