私と先生の365
「いてて、!!先生!!いつのまに…。さっき三浦先生と話してませんでした?」
高木先生:「良く見てるな?俺のこと!(笑)」
にっと怪しげに笑う先生に
「み、見てないです!たまたま見えただけです!!!」
と怒って言うと高木先生はまた笑った。先生の笑顔に私もつられて微笑んだ。
高木先生:「そうだ、林田見なかったか?」
「あ、さっき教室で寝てたんで起こしたんですけど…、また寝ちゃったかもしれないです…。」
高木先生:「まいったな…。もう新一年生も来てるし入学式も始まるのに…。」
と、高木先生が言った矢先、のそのそとゆっくり歩く林田君が体育館に入ってきた。
高木先生:「お、林田!今迎えに行く所だったんだ。もう始まるから自分の席座れ!名前順だ!」
林田君:「ここでいい?」
と林田君は私の隣の空席を指さした。
え?!ええええ!
高木先生:「ん?まぁ、空いてるからいいが…。吉崎、構わないだろ?」
先生そんなこと聞かないで〜!
「はい…。」
って言うしかないじゃん!
絶対、寝てたのに起こしたから
怒られる!ひぃ〜…
ドカッと隣に座る林田君にびくびくしながら、前を向く。