私と先生の365
また、近くに行くのもドキドキしてしまう。さっきの事を思い出してしまうから…。
お鍋の中を確かめて、火を付ける私の隣に先生がいる。
ヤバイまた、緊張してきた!
「せ、先生!!とりあえず、座っといて下さい!今日、飲み過ぎて疲れてるんでしょ?」
慌て先生をダイニングに移動させる。
先生:「…ああ、悪いな。」
出来た肉じゃがを先生の所に運ぶ。
先生:「さんきゅ!」
そう嬉しそうに言って、ご飯と一緒にバクバクと食べる先生。
ふと、時計に目をやるとまだ21時前だった。
あれ?私はてっきりもう夜中くらいだと思ってた…。だって先生遅くなるって言ってたし…。
変にソファーで寝たりしたから時間が分からなくなってた。
不思議に思いながら私も一緒にご飯を食べる。
先生:「吉崎もまだだったのか?」
「え、あ、はい!」
…吉崎"も"…?
「先生いつ帰って来たんですか?意外と早かったんですね!」
先生:「…。そういえば吉崎、何かあったんじゃないのか?」
「えっと…。ただちょっと、寂しかっただけです…。」
そうか、ははは、と笑う先生にホッとした反面何か流されたような…。